【Netflix配信吸血鬼映画】『伯爵』の解説&感想♪実在したチリの独裁者アウグスト・ピノチェトが吸血鬼だった!っていうコメディ♪

こんにちは、ヒッチです。

今回は2023年の配信映画『伯爵』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

伯爵

※↑は予告編。Netflixの本編はこちら♪♪

監督/脚本:パブロ・ラライン
共同脚本:ギジェルモ・カルデロン

出演:アウグスト・ピノチェト/ハイメ・バデル
   ルシア/グロリア・ムンチマイヤー
   フョードル/アルフレド・カストロ
   カルメン/パウラ・ルクシンゲル
   マーガレット/ステラ・ゴネット

2023年/チリ/110分

あらすじ

アウグスト・ピノチェトは、生きることに疲れた吸血鬼。だが、家族から、最後にもう一仕事してからでないと死なせないと言われ…。

Netflixより引用

概要

2023年のチリ映画。配給はNetflixですが、2023年8月31日にヴェネチア国際映画祭で初上映されて、その後チリとアルゼンチンとアメリカで期間限定で劇場公開された後、同年9月15日に世界配信スタートしたそうです。

なんでもこの“伯爵”、実在したチリの独裁者アウグスト・ピノチェトが吸血鬼だった!的な映画だそうで、その辺りの歴史を知っていないとちょっとチンプンカンプンになります♪私もチンプンカンプンでした♪

そんな作品の監督と脚本を務めたのはパブロ・ララインさん。なんでもこの方、ピノチェト政権の反対派だそうで、ギジェルモ・カルデロンさんと書いた脚本では、しっかり風刺をきかせています♪

主要な撮影は2022年6月24日からスタートし、主にチリの首都サンディエゴ内で撮影されたみたいです。

その撮影でカメラのほとんどをパブロ・ラライン監督が操作していたり、特殊撮影もほとんどを実写撮影後、CGIを追加したそうです。

そんな今作、ほぼ白黒映画でして、先ほど書いたとおり風刺の効いたコメディ作品となっておりますが、そのセンスがヨーロッパ的ですので何か全体的に妙な感じ♪『アメリ』とかあの辺の作品が楽しめる人なら楽しめると思います♪

ただ、さりげなく残酷描写が入ってきますので、ちょっとビックリするかも。でも白黒の画面のおかげで残酷描写もそんなにグロくは見えないんですけど。

ちなみに原題の『El Conde』はスペイン語でまんま“伯爵”って意味みたいです♪

アウグスト・ピノチェトってこんな人みたい

1974年のアウグスト・ピノチェト大統領。ウィキペディアより引用。

1915年チリ出身。1937年にチリ陸軍の入って出世、71年には将軍に。1973年9月11日にクーデターを起こして前政権の社会主義のサルバドール・アジェンデ政権を転覆させ、その後第30代チリ大統領に就任。その後、長期にわたって軍事政権をしいていたそうです。

反対派の弾圧はすさまじく、チリの公式発表では弾圧による行方不明者が3000人以上いるらしいっっ。

一方で社会主義だったチリに民営化や市場主義の政策を打ち出して、それまで貧窮状態だった国内をかなり立て直した人物としても知られているみたいです。

国際関係もそれまで社会主義だったソ連などの東側諸国から一転、どちらかというと西側諸国との関係や、南米の隣国とも友好関係を築いて、イギリスのサッチャー首相とも親交があったそうな♪

1990年3月の大統領辞任後、チリは完全な民主主義国家となったそうですが、ピノチェトは陸軍総司令官の座に就任してしっかり影響力を持っていたそう。しかし療養先のイギリスで逮捕されたり、2000年にはチリの市民団体から殺人罪や誘拐罪で起訴されてたりします。

2006年にサンディエゴの軍病院で91歳で死去。現在でもその影響はあるそうで、チリの最大政党はピノチェト支持者たちが結成した独立民主連合との事。

ちなみにNHKで放送された人形劇『プリンプリン物語』に登場するルチ将軍のモデルなんだそうですよ~。

賞歴

配信前のヴェネチア国際映画祭、その後も映画祭などでも賞やノミネートを受けていまして、ここではザックリご紹介♪

  • 2023年ヴェネチア国際映画祭
    金獅子賞ノミネート……『伯爵』
    最優秀脚本賞受賞……パブロ・ラライン、ギジェルモ・カルデロン
  • 2023年国際映画撮影芸術祭カメライメージ
    シルバーフロッグ受賞……エドワード・ラックマン、パブロ・ラライン
  • 2024年アカデミー賞
    最優秀撮影賞ノミネート……エドワード・ラックマン
  • 2024年プラティーノ賞
    最優秀監督賞ノミネート……パブロ・ラライン
    最優秀脚本賞ノミネート……パブロ・ラライン、ギジェルモ・カルデロン
    最優秀男優賞ノミネート……ハイメ・バデル
    最優秀助演女優賞ノミネート……アントニア・セヘルス
    最優秀美術監督賞受賞……ロドリゴ・バザエス・ニエト
    最優秀音楽賞ノミネート……ミゲル・ホルマサバル

こんな感じ♪チリ国内のカルーチェ賞やペドロ・シエナ賞でも善戦していました♪けっこうノミネート止まりが多かったですけど、美術賞や撮影賞などで受賞されているのはなんか納得な気がします♪

評価

IMDb6.3/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…83%
視聴者スコア…59%
映画データベース-allcinema6.8/10
Filmarks3.4/5

個人的な感想

今回もなんの情報も入れないで鑑賞♪

めっちゃ面白かったです〜〜〜〜♪♪

Netflix配信作品の中では1番好きかも〜〜!!

正直、チリの歴史的な事をまるで知らないので、てっきり架空の伯爵の話かと思って観てたら途中で「あれ?実在の人?」となってちょっとビックリしました(笑)。

ほぼモノクロの映像でお話が進むんですけど、その映像のセンスがめっちゃよくてですねえ〜♪その美しさだけでも観ていて気持ちが良かったです♪

ただその美しさとは裏腹に、けっこうグロいシーンもありましてっっ。カラーだったらかなりキモいシーンもそのモノクロ画面でカバーしているのもセンスがいいと思いましたねえ〜♪♪

作品の雰囲気がヨーロッパ映画のフワっとした感じで、かなり人を選ぶんじゃないかな〜っっと。

お話も歴史に絡んだチリの状況を理解していないと分からない箇所がチョイチョイ出てくるんですけど、そのフワっとした感じでなんか楽しく観れちゃいましたねえ〜♪♪

ただ、急な展開もチョイチョイ来まして、理解が追っつかないトコもありました笑。それでも面白さが勝っていますので、個人的にはかなり好きな作品でした♪♪

そんな作品ですので、吸血鬼関係なくヨーロッパ映画が好きな方にはめっちゃおすすめです♪♪

という訳で今回は『伯爵』について書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献
ウィキペディア……El Conde
IMDb……El conde
Rotten Tomatoes……El Conde
映画データベース-allcinema……伯爵
Filmarks……伯爵

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